『すべては子どもたちのために』
福島県高等学校PTA連合会 会長 幕田 宙晃
日頃より会員の皆様におかれましては、福島県高等学校PTA連合会の活動に対しまして、ご理解とご協力を頂いておりますことに心より感謝を申し上げます。
本年度、福島県高等学校PTA連合会会長を務めさせて頂いております、安積黎明高等学校父母と教師の会会長の幕田宙晃と申します。改めて、どうぞ宜しくお願い致します。
さて、昨今、高校生を取り巻く環境は急激に変化しており、2020年以降、AIや通信ネットワークの劇的な進化とともにデジタル技術の進展は、彼らに無限の可能性を提供する一方で、SNSでの人間関係の悩みや情報の取捨選択といった新たな課題も突きつけられる時代となってきたように感じています。また、18歳からの成人年齢引き下げにより、在学中に一人の大人として社会的な責任を担う場面も増えてきました。このような変革の時代にあって、私たちPTAが果たすべき役割は、単なる学校のサポート役だけに留まるだけではいけないと感じます。子どもたちが変化を前向きに捉え、自らが課題を解決していく“生きる力”を率先して育めるよう、家庭・学校・地域が手を取り合い、温かくそして力強く背中を押してあげることが最も重要だと私は考えております。
『すべては子どもたちのために』
私たちの活動の原点は、常にこの言葉に尽きると思っておりますし、昨今の社会情勢の変化やPTAのあり方が問われる中であっても、子どもたちが安心して学び、笑顔で成長できる環境を創り、守るという本質は1ミリも変わっていないと信じています。私たちの親がそうしてくれたように、我々今を生きる世代が子どもたちの未来を支え、その「バトン(担い)」を次へ繋いでいくことが、社会への一番の恩返しでもあり、何よりの敬意の示し方だと私は思っております。今後も会員の皆様とともに、このテーマを基に新たなるPTAの在り方を模索できればと思っております。
そんな中、本年度は令和7年度総会並びに第75回いわき大会、第74回東北地区高等学校PTA連合会仙台大会、第74回全国高等学校PTA連合会大会2025三重大会が開催され、県内各地より多くの会員の皆様にご参加頂き、新たなる気づきを得る好機となりました。ご参加頂きました会員の皆様におかれましては、改めて感謝を申し上げる次第でございます。また、東北大会、全国大会において、限られた方々ではありましたが、「福島ナイト」を開催できたことは良き思い出となりましたし、更なる交流を深める場となりました。設営頂きましたことにも感謝しております。各地区会におきましても、有意義な会議、研修会を実施して頂き、それを通じて会員同士の強固な繋がりを持てたのも、我々そして子どもたちの故郷“この福島県だからこそ”ではないかと自負しております。
結びになりますが、PTAの活動は、会員の皆様、教職員の皆様のお力添えにより成り立つものであると思っております。よりよい内容を検討しながら、皆様のご負担を軽減しつつ、しかしながら本来の活動目的は見失わぬよう、会員相互の心を一つにして活動していきたいと思っております。今後も継続的な活動を維持していけるよう、どうか皆様のご理解とご協力のほど何卒宜しくお願いいたします。
令和7年度総会並びに第75回いわき大会について
5月29日・30日の2日間にわたり、スパリゾートハワイアンズおいて、令和7年度総会並びに第75回いわき大会が開催されました。準備、運営に当たられ、素晴らしい大会にしていただいたいわき地区会の皆様に、心から感謝を申し上げます。
第1日目の午前に行われた総会は、議決権を有する理事・単P会長等102名のうち 87名(委任状を含む)が出席し、令和6年度の事業及び決算報告、本年度の事業計画及び予算、役員の改選、会費の改定案の提出5議案すべてが賛成多数で承認されました。会長は幕田宙晃氏(安積黎明)が選出され、その他各地区会から推薦のあった副会長以下理事の顔ぶれも変わり、新体制が発足しました。
総会議事の中では、活動計画の各種要望活動について、会津地区会から各学校のエアコンの運転経費がPTAに負っている実態を何とかすべく、関係各方面に働きかけることを求める意見が出され、県教育委員会への要望活動にもその項目が盛り込まれました。(7年度役員、事業計画等についてはHPに掲載しておりますのでご覧ください。)
第75回いわき大会は約247名の会員の皆様の参加を得て、29日午後から開会行事が行われ、幕田会長、杉山広美実行委員長(小名浜海星)の挨拶に続き、知事代理の根本和代いわき地方振興局長をはじめ、来賓の皆様からご祝辞をいただきました。席上表彰も行われ、県連役員を務められた27名の皆様に感謝状、広報紙コンクールの入賞校3校に表彰状が贈られ、受賞者を代表して、鈴木健児前会長(橘)が、2年間の会長としての活動とPTA活動への想い及び感謝の念を述べられました。

幕田宙晃会長のあいさつ 杉山広美大会実行委員長のあいさつ 根本和代いわき地方振興局長 謝辞の鈴木健児前会長
続くアトラクションでは、いわき湯本高校のフラダンス部「ウェリナ・マハロ」のフラダンスが披露されました。同部は昨年度のフラガールズ甲子園で最優秀賞を受賞しており、ゆったりした音楽に合わせて華やかかつ優雅に繰り広げられたステージは、参加者の皆様を大いに魅了した様子でした。

いわき湯本高校フラダンス部 いわきスポーツクラブ代表取締役 大倉 智 氏
講演は、株式会社いわきスポーツクラブ代表取締役の大倉智氏に、「THE IWAKI WAY 人づくり・まちづくり」と題したお話をいただきました。自分がサッカーのプレーヤーから指導者、そして経営者へとなってきた経緯、そして震災を契機としていわきと関わりを持つようになったことにはじまり、いわきスポーツクラブの設立、その成長と実績、育成方針とスタジアム計画を含む今後のビジョン等について、非常に熱くかつスマートにお話しいただきました。中でもいわきへの想いと地域に根ざした多彩な活動、経営努力などに参加者は熱心に耳を傾け、お話しの後の質疑応答では部活動や地域の活動へのヒントを得ようと、つぎつぎに手が挙がっておりました。
また、1日目の最後には教育懇談会が開催され、約100名の参加者がいわきのごちそうを味わいながら、単Pや地区会の活動や課題等について情報を交換し、大いに交流を深める機会となりました。2日目の5月30日は、専門委員会ごとの5つの分科会となり、事例発表、問題提起に続き意見交換が行われ、最後に県教委の社会教育主事、指導主事等による指導助言をいただきました。

第1分科会(総務) 第2分科会(進路対策・就職) 第3分科会(進路対策・進学)

第4分科会(健全育成) 第5分科会(調査広報)
第74回東北地区高等学校PTA連合会仙台大会報告
県健全育成委員会並びに県南地区事務局 船引高等学校 山崎 元康
第74回東北地区高等学校PTA連合会仙台大会が7月1日(火)、2日(水)に仙台市の仙台サンプラザホールで約1000名が参加して行われました。仙台サンプラザホールは仙台駅隣の榴ヶ岡駅前にあり、仙台駅からも徒歩で10分程の各種コンサート等が行われている最新の設備が完備された大変立派な施設でした。
7月1日の午後、本校は今大会の研究発表校であるため、リハーサルに参加し、夕方からは隣接する仙台サンプラザホテルで約400名が出席して行われた情報交換会に参加してきました。
情報交換会では鏡開きの後、アトラクションとして、仙台夏まつりで踊られる「すずめ踊り」が宮城大学の学生たちによって披露されました。また、会場には数多くの料理のほかにも宮城県内の銘酒が数多く準備されており、宮城の味を堪能することができました。
7月2日は、オープニングに大河原産業高校のギター部が3曲演奏を行ったのち、表彰が行われ、受賞者代表として、昨年度の本県PTA会長であった鈴木健児氏が謝辞を述べられました。
その後、基調講演としてオーストラリア国立大学の教授であり、宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所の名誉教授である川口淳一郎氏から「やれる理由こそが着想を生む」という演題で講演が行われました。小惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ2」の開発や運用、小惑星の岩石の採取、帰還等に係る苦労や成功等について、示唆に富んだお話を聞くことができ、大変感銘を受けました。
午後はオープニングに全国大会や地域行事等に数多く参加されている仙台育英学園高校チアリーディング部が活気あふれる素晴らしいチアダンスを披露し、午後の最初に元気をもらいました。
その後、「個々の力を生かすPTA活動とは」をテーマとして研究協議が行われました。東北6県各代表1校が発表を行いましたが、福島県からは代表として、本校の橋本芳和PTA会長が「『倶に歩む 地域・学校・PTA活動 そして人』~『過去・現在・未来』の繋がり・学校の統合について」というテーマで発表しました。本校の特色やアクティブリーダープロジェクト、来年の統合に向けた取り組み等の紹介をするとともに個々の生徒の力を生かせるような各行事等でのPTAの方々の支援・活動状況に関して話をされました。
最後に閉会行事として、次年度開催県の秋田県から熱の入った県のPR等が行われ、次年度の期待を感じさせて、閉会いたしました。

第74回全国高等学校PTA連合会大会 三重大会に参加して
平工業高校 PTA会長 戸田 亜沙美
「出会いはじまる常若のくに」をテーマに開催された第74回全国高等学校PTA連合会大会三重大会は、全国のPTA関係者が集い、新たな活力を得られる貴重な二日間となりました。
1日目は、三重県立四日市商業高校ギター・マンドリン部によるアトラクションで幕を開けました。マンドリンの美しい音色は、大会の荘厳な雰囲気を優しく包み込み、参加者の心を和ませてくれました。
全体会では、文部科学副大臣をはじめとするご来賓の方々の祝辞や、昨年度のPTA活動の功績を称える表彰式が行われ、全国規模でのPTA活動の意義と重みを改めて感じました。
福島県の表彰者として、福島県会津工業高等学校父母と教師の会代表の石田史典様、福島県連合会前会長の鈴木健児様の功績に、心より敬意を表します。
私は第4分科会【PTA活動】に参加しました。「Let's PTA!〜これからのPTA活動を考える〜」というテーマのもと、講師のレモンさんによる講演とミニディスカッションが行われ、「PTA活動のあり方」について深く考える機会となりました。活動の「選択と集中」、そして「参加しやすい環境づくり」こそが、これからのPTAを支える鍵だと確信しました。

2日目のアトラクションでは、前日の感動とはまた異なる、地元の高校生によるエネルギーに満ちたパフォーマンスに心を打たれました。若き力の躍動は、PTA活動の未来への希望を感じさせてくれるようでした。
記念講演では、「あずきバー」で知られる井村屋グループの会長から、ご自身の人生と経営における経験談を伺いました。特に、「一人の100歩より100人の一歩」という言葉や「社員さんからの手紙」のエピソードは、組織運営の根底にある人とのつながりの大切さを教えてくださいました。これは、PTA活動においても共通する重要な視点です。
高PTA全国大会全体を通じて、日々の活動で抱える課題に対する具体的なアドバイスや、全国の仲間との熱意ある交流を得ることができました。三重の地に集った熱い想いを、それぞれの地域に持ち帰り、「集い、想い、継なぐ」明日への力として、今後のPTA活動に活かしていきたいとおもいます。全国大会参加は本当に大変ですが、得るものが非常に多く、機会があれば、多くの保護者、先生方にも関心を持って参加してほしいと思いました。
5月29日に開催されたいわき大会の席上表彰式が行われ、本会顕彰規定により役員等を務められた27名の皆様に、感謝状が贈呈されました。
また、東北地区高P連関係の表彰は7月2日の仙台大会において、全国高P連関係については、8月22日に開催された三重大会において、表彰伝達が行われました。
[顕彰規定第3条による感謝状の贈呈]
№ 所属校(R6年度) 氏 名 備 考
1 橘高等学校 鈴木 健児 会 長
2 橘高等学校 菊池 直之 副会長(県連事務局校長)
3 橘高等学校 味原かおり 理 事(県連事務局員)
4 安達高等学校 大河内 威 副会長(県北地区会長、健全育成副委員長)
5 安達高等学校 伊藤 勝宏 理 事(県北地区会事務局校長)
6 安達高等学校 伊藤 一英 理 事(県北地区会事務局長)
7 二本松実業高等学校 石井 美幸 理 事(進路対策副委員長)
8 二本松実業高等学校 斎藤 光晴 理 事
9 あさか開成高等学校 猪狩 勝 副会長(県南地区会長、進路対策委員長)
10 あさか開成高等学校 軽部 英敏 理 事(県南地区会事務局校長)
11 あさか開成高等学校 浅野 浩尚 理 事(県南地区会事務局長)
12 船引高等学校 根岸 正明 理 事
13 会津工業高等学校 石田 史典 副会長(会津地区会長、調査広報委員長)
14 会津工業高等学校 佐藤 正道 理 事(会津地区会事務局校長)
15 会津工業高等学校 土田 幸良 理 事(会津地区会事務局長)
16 会津西陵高等学校 安部 耕一 理 事(進路対策副委員長)
17 いわき光洋高等学校 山崎 建見 副会長(いわき地区会長、健全育成委員長)
18 いわき光洋高等学校 猪股 一教 理 事(いわき地区会事務局校長)
19 いわき光洋高等学校 井口 幸恵 理 事(いわき地区会事務局長)
20 小名浜海星高等学校 大槻 実 理 事(調査広報副委員長)
21 小名浜海星高等学校 上妻 祐子 理 事
22 いわき湯本高等学校 坂下 直子 監 事
23 原町高等学校 和田 菜子 副会長(相双地区会長、進路対策委員長)
24 原町高等学校 中野 茂 理 事(相双地区会事務局校長)
25 原町高等学校 齊藤 清人 理 事(相双地区会事務局長)
26 ふたば未来学園
中学校・高等学校 紺野健太郎 理 事(健全育成副委員長)
27 福島県高P連事務局 大和田 修 理 事(事務局長)
[令和6年度福島県高P連広報紙コンクール]
≪優秀賞≫
№ 学 校 名 紙 名 備 考
1 若松商業高等学校 「明浄」No.76 東北コンクール・優秀賞
2 喜多方桐桜高等学校 「絆」第24号 東北コンクール・奨励賞
[他の関係機関・団体の顕彰(推薦者)]
⑴第74回東北地区高P連仙台大会受賞者
≪表彰状≫
№ 所属校(R6年度) 氏 名 役 職 名
1 安達高等学校 大河内 威 県高P連副会長
2 原町高等学校 和田 菜子 県高P連副会長
≪感謝状≫
№ 所属校(R6年度) 氏 名 役 職 名
1 橘高等学校 鈴木 健児 東北高P連会長・健全育成委員長
2 いわき光洋高等学校 山崎 建見 東北高P連代議員(健全育成副委員長)
3 あさか開成高等学校 猪狩 勝 東北高P連代議員(進路対策副委員長)
4 会津工業高等学校 石田 史典 東北高P連代議員(調査広報委員)
5 福島県高P連事務局 大和田 修 東北高P連常務理事・監事
⑵第74回全国高P連大会三重大会会長表彰者(役員等、団体表彰)
№ 所属校(R6年度) 氏 名 功 績
1 橘高等学校 鈴木 健児 福島県高P連会長・東北高P連会長・全国高P連理事
2 福島県高P連事務局 大和田 修 全国高P連賠償責任補償制度運営委員会副委員長
3 会津工業高等学校 父母と教師の会 PTA活動の活性化(第74回福島県高P連会津大会実行委員会事務局、県高P連調査広報委員会事務局)
9月3日に令和7年度の県教育委員会への要望活動を実施し、会長及び副会長5名が揃って県庁を訪れました。幕田宙晃会長から鈴木竜次教育長に要望書を手渡し、5項目からなる要望内容の説明をするとともに、教育長からそれらへの対応についての回答があり、その後、教育庁幹部と本会役員との懇談が行われました。
【要望書】5つの項目
1 本県教育の方向性について
2 教育環境の整備充実について
3 生徒の進路実現のための支援について
4 生徒の健全育成について
5 学校の教育活動に関する予算等について
中でも、学力向上等生徒たちの進路目標達成のための支援、生活指導における自転車乗車時のヘルメット着用推進等の安全策、夏季の冷房使用におけるPTAによる経費負担の軽減と体育館へのエアコン設置について、重点的に取り組んでいただきたいこととしてお願いをしました。

鈴木教育長(左)に要望書を渡す幕田会長 教育庁幹部(左)と懇談する本会役員
なお、懇談においては、各学校のエアコン使用における経費負担の状況、教員不足の状況とPTA活動への教員の理解と参加、また、大学入試の実態等について意見が交わされました。

(1)健全育成委員会
委員長 船引高等学校 橋本 芳和
第1回福島県健全育成委員会が7月28日に青少年会館で行われ、今年度の県並びに東北地区の活動計画が確認されるとともに各地区の活動計画が報告されました。
また、8月から10月に「登校時一声運動・マナーアップ運動」並びに「自転車保険加入状況・ヘルメットの着用」に関するアンケート調査が行われました。本校は東北地区健全育成員会の事務局校でもあったため、東北各県のアンケート調査依頼や集計や取りまとめを行いました。
9月と11月に東北地区健全育成委員会が福島グリーンパレスで開催され、講演会がそれぞれ実施されました。
9月は福島県警察本部交通部交通企画課の有松直樹氏を講師に迎え、「自転車事故の発生状況や反則通告制度の適応に向けた対策」を演題として講演会が行われました。自転車ヘルメット着用状況や着用率向上に向けた取り組み状況に続き、4月から改正される自転車の交通違反に対する交通反則通告制度の適用についてお話がありました。
11月は福島県警察本部生活安全部少年女性安全対策課の柳橋宏美氏を講師に迎え、「少年を取り巻くSNSに起因する犯罪とその危険性について」を演題として講演会が行われました。少年非行の概況、SNSに起因する犯罪の現状からSNS以外の人間関係や大人同士が支えながら子供を守っていく必要性ついてお話がありました。それぞれの講演会について、全県下で生徒とともに取り組んでいかなければならない切実な状況であることがわかりました。
また、委員会ではアンケート調査の分析等が行われ、PTAの各学校と連携した取り組み方法や自転車ヘルメットの着用率向上の取り組み、薬物乱用防止に関する取り組み等について協議が行われました。
そして、第2回福島県健全育成員会が1月20日に青少年会館で行われ、アンケート集計結果や各地区の活動報告が行われるとともに生徒表彰・善行賞の選考が行われました。
最後になりますが、各地区健全育成委員長をはじめ単P事務局の皆様には心から感謝申し上げます。また、ご支援ご協力頂きました関係諸機関、PTA会員の皆様に改めて感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
(2)進路対策委員会
委員長 二本松実業高等学校 鈴木 守
今年度は県の連進路対策委員会を2回実施し、高校卒業後の就職後・進学後の状況などをふまえて高校3年間でどのようなことが課題であり、どのように家庭・学校で子供達に進路について教えていくことが大切かを話し合い、課題を共有しました。各学校の進路指導や地域の特色を活かしながら、より県全体での活動につなげていければと思っています。
東北地区高等学校PTAの研修会は盛岡市で2回開催されました。1回目は、ジョブカフェいわて キャリアカウンセラー岡田香織様の講話「若者の職業観のいま ―就職支援の現場から―」を聞き、高校生の地元定着、若年者の転職活動状況など、現在の若者の状況について知識を深め、各県の状況や課題等についての情報交換を行いました。
2回目は、岩手県立大学教授渡部芳栄様から、「高校総究をいかした大学での地域志向教育 地域創造教育プログラム」の講話で、岩手県全域の市町村を対象に複数年時間をかけて地方創成の活動に係わり、地域の魅力発信等の活動を行っていることを聞き、地域資源や課題を整理する中で地域づくりの知識を深め、意見交換及び情報交換を行いました。
進学・就職の両面において、ここ数年の社会の変化も激しい中で、現代の少子化、東北地方の人口減少が地域社会に及ぼす影響を考えて、今後の進学や就職についての保護者の在り方などについて、各県からの様々な意見交換が活発になされました。
(3)調査広報委員会
委員長 小名浜海星高等学校 杉山 広美
令和7年度は、例年通りの活動を実施できました。7月28日(月)に第1回専門委員会、1月20日(火)に第2回専門委員会を、福島県青少年センターにて開催しました。第2回専門委員会ではPTA広報紙コンクールの県代表の選出を行い、審査員として福島民友新聞社編集局先生部長の髙橋英明様をお招きし、各校への講評もいただきました。
また、県の事務局として6月、8月、2月に行われた東北地区調査広報委員会に参加しました。2月13日(金)に行われた東北地区高P連第3回調査広報委員会では東北地区コンクールが開催され、審査員として参加しました。
◇各地区代表校
県 北 伊達高校 安達高校 福島商業高校
県 南 須賀川桐陽高校 安積黎明高校 郡山商業高校
会 津 若松商業高校 喜多方桐桜高校 南会津高校
いわき いわき湯本高校 小名浜海星高校 磐城桜が丘高校
相 双 ふたば未来学園高校 相馬総合高校 相馬農業高校
◇県代表校
伊達高校 「あぶくま」2025 Vol.100
若松商業高校 「明浄」No.78
いわき湯本高校 「いわき湯本PTA NEWS」Vol.6
◇東北地区コンクール(各県3校 計18校出展) 2月13日(金)青森県にて開催
優良賞 福島県立伊達高等学校 「あぶくま」2025 Vol.100
福島県立いわき湯本高等学校 「いわき湯本PTA NEWS」Vol.6
奨励賞 福島県立若松商業高等学校 「明浄」No.78
(1)県北地区
会長 二本松実業高等学校 鈴木 守
今年度は地区全体としては県北地区総会、総務委員会と2回実施しました。
各委員会として、健全育成委員会が、11月27日にホテル福島グリーンパレスにて研修会の開催し、福島県警少年女性安全対策課県北少年サポーター主任少年警察補導員の金子真実様を招き、「多様化するネット犯罪と闇バイトの実情~その傾向と対策~」の講演を行いました。調査広報委員会は12月19日に福島県青少年会館にて調査広報紙コンクールを開催し、福島民報新聞社編集局整理部副部長板橋大様を招き、専門的な視点からの評価と参加者の評価で地区の代表を決定しました。
また、今年度、地区から7月の東北仙台大会や8月の全国三重大会への参加も多数あり、PTA活動の知識を深めることができました。これらの活動で得たものをもとに子供達のためにPTA活動を広げていきたいと思います。
(2)県南地区
会長 船引高等学校 橋本 芳和
県南地区の研修会・専門委員会は11月14日(金)に天地人大学で全体会・専門委員会を開催したのち、研修会をあぶくま洞・星の村天文台で行いました。昨年度までは講演会を実施しておりましたが、今年度から体験研修会という形に実施方法を変更いたしました。
全体会では、次年度開催される県高P連郡山大会について、研究発表校の決定や記念講演の講師選定、大会テーマやアトラクションについて協議が行われました。
続く専門委員会では3会場に分かれて実施しました。調査広報委員会では福島民報社編集局整理部の笹越寛人様を講師に迎え、広報誌コンクールの審査を行いました。
健全育成委員会では「自転車通学時のヘルメット着用推進に向けた各校の取り組みについて」をテーマに各学校から報告並びに協議が行われました。
進路対策委員会では進路対策に関する各学校の取組について報告・質疑が行われました。
終了後、あぶくま洞・星の村天文台にバスで移動し、各自希望する施設見学を行いました。あぶくま洞見学ではガイドによる説明が行われ、参加者からは大変好評でした。星の村天文台では台長による解説とプラネタリウム見学が行われ、大変興味深い会となりました。
最後になりますが、本研修会の開催にあたりご尽力頂きました県南役員並びに単P事務局の皆様には心から感謝申し上げます。また、ご支援ご協力頂きました関係諸機関、PTA会員の皆様に改めて感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
(3)会津地区
会長 会津西陵高等学校 柏木 登
令和7年度の会津地区の活動として、11月14日(金)に会津学鳳高等学校にて秋季研修会を実施しました。地区内の多くの学校から保護者や進路アドバイザー、PTA担当の先生方が参加されました。第1部では「子どもの可能性を広げ、理想を実現へと導く」と題し、ラシック合同会社の中山聖子様より講演をいただきました。就職市場の現状とトレンド、保護者の役割とサポート、若者のキャリア形成(意識)の変化、子どもの職業選択のサポートという流れでお話しいただきました。第2部では、中山聖子様をファシリテータとして、株式会社堀金重機代表取締役社長の春田一真様と長治観光株式会社ホテルリステル猪苗代総務課係長の鈴木彰浩様をパネラーにお迎えし、「地域で事業展開をする魅力と将来性、地元で働く魅力について」というテーマで、パネルディスカッションを開催しました。会社における社員育成の仕組みや社員のキャリアアップの設計、若手社員に求めるものなどのお話を伺うことができ、有意義な研修会となりました。
(4)いわき地区
会長 小名浜海星高等学校 杉山 広美
例年通り各学校にて「登校時あいさつ運動・マナーアップ運動」、JR各駅にて「いわき地区高P連街頭登校時あいさつ運動」(10月・11月)を実施しました。生徒の登校時の様子を知るよい機会だと思います。
地区の各専門委員会は、これも例年通り秋に研修会を開催しました。健全育成委員会は、平消防署による「心肺蘇生法・AEDの使い方(実技)・エピペンの使い方」の研修、進路対策委員会は、中山聖子氏を講師として、基調講演「子どもの可能性を広げ、理想を現実へと導く」と、地元企業の方をファシリテーターに迎えてのパネルディスカッションを行いました。調査広報委員会は、いわき市総合政策部広報広聴課から2名を講師として招き、「広報いわきのチャレンジ“伝える”から“伝わる”へ」という演題で講演会を開催、またPTA広報紙コンクールを実施しました。
大会関係では、5月に福島県高P連の総会並びに第75回いわき大会がスパリゾートハワイアンズで開催され、地区事務局として大会の準備・運営にあたりました。二日間の日程を何とか終えることができましたのは、いわき地区の各校のご協力と、県事務局のご支援の賜物です。ここに改めてお礼を申し上げます。
PTA活動は、貴重な経験ができる場です。子どもたちを支援するとともに、学校や地域の方々との交流を今後も深めていきたいです。
(5)相双地区
会長 ふたば未来学園高等学校 伊藤 順朗
令和7年度の相双地区の活動は、6月23日に第1回役員会並びに専門委員会を開催しました。
役員会では、年間行事の確認や各学校の状況について情報共有を行いました。年間行事の確認では、昨年度の活動を振り返りながら今年度の活動の更なる充実を図るための話し合いが行われました。次に、各学校の状況については、生徒達の様子やPTAとしての課題などが共有されました。その中で、各学校のPTA役員が他校のPTA活動の見学や参加が可能とならないかと案が出されました。そこで、相双地区校長会でも話題としていただき承諾を得ることができました。他校のPTA活動へ参加することで、新たなアイディアを得る機会ができます。それを活用することで、各校のPTA活動がより充実し相双地区のPTA活動が盛り上がることで生徒達の活気に繋がるのではないかと考えております。
専門委員会では、各学校の取り組みの共有や相双地区高P連委員会としての活動について話し合いが行われました。まず、各学校の取り組みでは、学校ごとに特色ある委員会活動が実施されていることが紹介されました。次に、相双地区高P連委員会としての活動については、あいさつ運動やヘルメットの着用に関する活動の継続や広報誌コンクールに向けての各学校での取り組みの継続などが話し合われました。各学校の委員会活動を充実させることが大切であると再認識することができました。
今後も、相双地区のPTA活動を通じて、より良い学校環境の実現と生徒の健全な成長を支えていくために積極的に活動してまいります。
第76回全国高等学校バドミントン選手権大会
男子学校対抗準優勝・男子単優勝・男子複準優勝
集大成の年
ふたば未来学園高等学校 バドミントン部 男子キャプテン 川野 寿真
私は今回それぞれ出場した種目で上位入賞をすることができました。男子三冠には届きませんでしたが、高校三年間の集大成として全力を尽くして戦うことができたと思える大会となりました。私はシングルスをメインに練習していましたが、高校二年生の頃は頑張っても結果に恵まれず苦しい期間が続いていました。更にはインターハイ県予選で負けてしまいインターハイの出場権を逃し、春の選抜でもベスト8という結果で終わってしまいました。そこから自分の力だけでは勝つことは難しいと考え、コーチに助言をもらいにいくことにしました。今までは、私ならできるという慢心があり、素直に助言を受け入れることができていませんでした。そこからは心を入れ替えて教えを忠実に守り取り組みました。そうするといつの間にか結果が出ていてバドミントンがすごく楽しくなりました。あの時、本気で立ち止まって考えることができたからこそのインターハイでチャンピオンになれたと思います。あの辛い時に適切な言葉をくれたコーチには感謝の気持ちでいっぱいです。進学先でもこの気持ちを大切に一生懸命頑張ります。

第76回全国高等学校バドミントン選手権大会
男子単第3位・男子複準優勝
悔しさを力に変えて
ふたば未来学園高等学校 バドミントン部 山城 政人
今年は初めてのU19日本代表の選考から落ち、とても苦しい一年でした。自分に何が足りないのかを考え、日々の練習に向き合いました。春の選抜ではダブルスで準優勝しましたが、追加招集には呼ばれず、もう一度日本代表に入りたいと思いが強くなり、「日本代表になり世界で戦うチャンスを得るためにはインターハイで結果を出すしかない」と気持ちを入れ直しました。そこからインターハイまでの四カ月間はこれまで以上に努力を重ねました。本番では弱気になってしまう場面も多かったですが、これまで支えてくれた保護者や先生、コーチ、チームメイトの存在を思い出し、自分を奮い立たせて戦いました。シングルスもダブルスも優勝には届きませんでしたが、今出せる最大限のパフォーマンスで戦いそれぞれ上位に入賞することができました。そして、日本代表にも追加招集をしていただくことができました。この経験を糧に世界でも勝つことができる選手を目指して努力をし続けていきます。これからも応援よろしくお願いします。
第76回全国高等学校バドミントン選手権大会
女子学校対抗準優勝
次こそは!!
ふたば未来学園高等学校 バドミントン部 女子キャプテン 平田 涼
私たちは、8月4日から山口県防府市で開催された第76回全国高等学校バドミントン選手権大会に出場し、団体準優勝という結果を収めることができました。インターハイまでの道のりは、決して楽なものではありませんでした。コート内やトレーニングでの取り組む姿勢や、雰囲気作り、休憩時間の使い方に至るまで、全国で優勝するためにはどうするべきなのか、何度も話し合いを重ね試行錯誤してきました。私はキャプテンという立場であることから「まずは、自分が先頭に立ってあるべき姿を周りに見せよう」という気持ちで常に取り組みました。次第に、初めはまとまりのなかったチームも全国優勝という大きな目標に向けて全員で全力で走ってこれたと思います。結果は準優勝と、あと一歩届かず悔しさが残りましたが、後輩たちがこと気持ちを受け継ぎ、次こそは!!優勝を持ち帰ってきてくれると信じています。応援してくれる人たちのためにもこれからも大きな目標に挑戦し続けたいです。これからも応援よろしくお願いします。

令和7年度全国高等学校総合体育大会レスリング競技大会
女子57kg級 第2位
最後のインターハイ、そして次の舞台へ
ふたば未来学園高等学校 女子レスリング部 筒井 双
高校に入学する前、私は「インターハイで優勝する」という大きな目標を立てました。昨年度に大きな怪我をして大会を欠場したこともあり、最後のインターハイにかける思いは、これまで以上に強いものでした。
そのため、まずは怪我をしっかりと治すこと、そして日々の練習に全力で取り組むことを最優先にしました。減量などで思うように体が動かず、不安や焦りを感じることもありましたが、支えてくれた仲間や家族、そして指導してくださった先生方のおかげで、インターハイ本番でも最後まで諦めずに戦い抜くことができました。
結果は2位となり、目標としていた優勝には届きませんでした。しかし、この大会で味わった悔しさは、自分に何が足りなかったのかを見つめ直す、非常に貴重な経験となりました。
これからは「世界選手権優勝」という新たな目標を胸に、大学でも競技に真剣に向き合い、努力を続けていきます。これまで支えてくださった方々への感謝の気持ちを忘れず、さらに高い舞台で活躍できる選手になれるよう頑張っていきたいと思います。今後とも、応援よろしくお願いします。
令和7年度全国高等学校総合体育大会レスリング競技大会
女子53kg級 第3位
怪我を乗り越えて、次は頂点へ
ふたば未来学園高等学校 女子レスリング部 湯田 鈴
私は、昨年の5月に肘の靭帯を切る大怪我をしました。高校での目標だったインターハイ出場も、怪我のため断念せざるを得ず、とても悔しい思いをしました。しかし、その悔しさをバネに、昨年達成できなかった目標に向かって、人一倍努力を重ねてきました。
その結果、怪我も無事に完治し、今年のインターハイ予選では優勝することができました。その瞬間は、安心と喜びで胸がいっぱいになりました。
迎えたインターハイ本番では、マットが壇上にあり、いつもと景色が違うことや、セコンドとの距離が遠いことなど、初めての経験ばかりでとても緊張しました。そんな中でも、点数を取られてしまった場面で焦らず、先生のセコンドの声に耳を傾け、これまでの練習を思い出しながら最後まで戦い抜くことができました。
結果は、個人戦で3位入賞でした。しかし、準決勝では自分から攻撃することができずに敗れてしまい、非常に悔しい気持ちが残りました。その一方で、多くの課題が見つかり、自分にはまだ伸びしろがあることにも気づくことができました。
来年は、いよいよ高校生活最後のインターハイです。この悔しさを無駄にせず、焦らず、腐らず、自分らしく努力を続けていきます。3年生最後のインターハイでは必ず優勝できるよう、応援してくださる方々への感謝の気持ちを忘れず、毎日を大切に過ごしていきたいです。

第79回国民スポーツ大会ウエイトリフティング競技会
少年男子+102kg級スナッチ・少年男子+102kg級C&J 優勝
国民スポーツ大会で掴んだ優勝
田村高等学校 3年 鈴木 優人
第79回国民スポーツ大会ウエイトリフティング競技会は滋賀県安曇川市で開催されました。本大会は全国から多くの選手が集まり、各県の代表として誇りを持って競い合う緊張感のある舞台でした。私は「全国二冠達成」と「今日は全て出し切ってやる」いう目標を持って大会へ挑みました。試合が始まると選手一人ひとりの真剣な表情から大会の重みを強く感じながら、一本一本に気持ちを込めながら試技を行いました。その結果、スナッチでは大会新記録、クリーン&ジャークでは自己ベストを出すことができ、トータルも大会新記録で優勝することができました。表彰台に立った瞬間、これまで積み重ねてきた努力が報われたと実感しました。国民スポーツ大会という大きな舞台で優勝できた経験は、私に大きな自信と新たな目標を与えてくれました。今後も応援してくれた人たちに感謝しながら挑戦を続け、さらに高いレベルを目指して努力していきたいです。

第79回国民スポーツ大会カヌー競技会
少年男子 SP K-2 500m 第2位
優勝を目指して
安達高等学校 3年 青木 悠生
私は、滋賀県で行われた国民スポーツ大会のカヌーカヤックペア500mで2位に入賞しました。今年は昨年とは異なり後輩とペアを組み、昨年の結果を上回る優勝を目標に日々練習に励んできました。特に自分の課題であったスタートについて、相方と何度も話し合い、短い期間の中で改善を重ねてきました。500mでは予選から良いスタートを切り、後半もスピードを維持したまま1位で通過することができました。決勝では出遅れてしまい焦りもありましたが、徐々に差を詰め、残り100mで相方がスパートをかけてくれたおかげで2位に入賞することができました。優勝に届かなかった悔しさはありますが、高校最後の大会として最高の経験になりました。このような結果を残せたのは、これまで支えてくださった福島県の皆様、顧問の先生、保護者の方々のおかげです。これからも応援される選手になるために努力していきます。福島県カヌーチームの応援をよろしくお願いします。

令和7年度全国高等学校定時制通信制体育大会バスケットボール競技
男子 第3位
郡山萌世高等学校 バスケットボール部 キャプテン 定時制3年 有賀 翼
令和7年7月31日~8月3日、東京、駒沢体育館で開催された全国高等学校定時制通信制体育大会第35回バスケットボール大会に出場し、激戦を勝ち上がり第3位となりました。戦績は次の通り。
1回戦 郡山萌世○69-54 星槎国際沖縄(沖縄)
2回戦 郡山萌世○20- 0 県立呉工業(広島)…辞退による不戦勝
3回戦 郡山萌世○87-42 横浜市立戸塚(神奈川)
準々決勝 郡山萌世○80-69 県立碧南(愛知)
準決勝 郡山萌世 59-71○都立八王子拓真(東京) 結果 第3位
本校は、併設する定時制と通信制の合同チームでエントリーして出場しました。前年度の2回戦、優勝校相手に1点差で敗退するという悔しさを胸に競技力向上に努めた1年間でした。最後まで走りぬく諦めない強い気持ちで挑み、惜しくも準決勝敗退となりましたが、それでも堂々の3位入賞を果たすことができました。
第79回国民スポーツ大会ソフトボール競技
少年男子 第2位
30年ぶりの快挙
郡山北工業高等学校 ソフトボール部 3年 大森 隼斗
私たちは、令和7年9月に滋賀県で行われた第79回国民スポーツ大会へ東北代表として参 加し、30年ぶりに第2位の成績を上げることが出来ました。
大会前の練習試合では連敗を喫しチームの調子は決して良くはありませんでした。チームのキャプテンとして未熟さを痛感しましたが、ここで勝てない原因を技術面だけでなくチームの雰囲気や選手の精神面に目を向けることが必要と考え試合前の円陣や試合中の声掛けを工夫し前向きな姿勢を心がけました。試合を振り返ると点差的に苦しい試合ばかりでしたが、神奈川県・北海道に勝ち準決勝では愛媛県と対戦しました。中々点が取れないイニングが続きましたが、チームの雰囲気を明るくし少ないヒットで点を取り勝利することが出来ました。決勝戦では長崎県に敗れましたが、貴重な体験をすることが出来この経験を活かし更に上位を目指したいと思います。
令和7年度全国高等学校文化連盟マーチングバンド・バトントワリング部門
全国高等学校ダンスドリル選手権大会2025 PROP部門 優勝
部門優勝を成し遂げて
郡山商業高等学校 チアリーディング部 3年 濱尾 明日菜
今年の郡山商業高校チアリーディング部の目標は「追う立場」でした。優勝しても慢心せず、常に謙虚に学び続け、昨年全国大会で優勝を逃した悔しさを胸に、優勝チームを追い続ける気持ちを忘れない。そんな思いを込めた言葉です。優勝を逃したことは「二度と負けたくない」という覚悟を私達に与えてくれました。休みの日も練習し、仲間とぶつかり、出来ない技に涙を流した日々を経て、迎えた全国大会ではPROP部門優勝、POM 部門準優勝、KICK部門3位、個人総合でも村上花梨が準優勝と素晴らしい成績を残せました。毎日私たちを信じ、最後まで導いてくださった顧問の先生方、そばで支えてくれた保護者の皆様のおかげで戦い抜くことができました。1人でも欠けていたら成し得なかったと思います。全ての部門優勝は叶いませんでしたが、この悔しさこそ、追う立場の意味を改めて気づかせてくれました。この気持ちは新チームに託し、これからも挑戦し続けてほしいです。
令和7年度全国高等学校文化連盟文芸部門
第40回全国高等学校文芸コンクール 部誌部門 優秀賞 文部科学大臣賞
受賞に寄せて
磐城高等学校 文芸部 2年 佐藤 壮悟
今回、私たちの部誌『磐校文学』がこのような名誉ある賞をいただけたことを大変嬉しく思っております。
私は部誌を作成するのは二回目です。昨年は一年生ということもあり印刷を手伝うだけでしたが、今年は先輩の編集作業のお手伝いをさせていただきました。私にとって初めての経験であったのでなかなか慣れませんでしたが、先輩に丁寧に教えていただいたことで部誌作成に貢献することができました。
『磐校文学』には多くの作品が掲載されています。特定のテーマについて書く企画、自由に書く作品、決まった形式で書く作品など様々なジャンルの作品が並んでいます。どの作品もそれぞれ違った良さがあり、読む人を飽きさせません。各々が読む人を楽しませられるよう、自分の世界を伝えられるように言葉を綴っています。楽しんでいただけたら幸いです。
最後に、部誌の制作に携わってくれた方に感謝の言葉を。部員や先生方、八幡印刷株式会社の皆様、協力してくれた皆様、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
【演題】「THE IWAKI WAY 人づくり・まちづくり」
【講師】株式会社いわきスポーツクラブ代表取締役 大倉 智 氏
講師経歴
いわきスポーツクラブ代表取締役の大倉智氏は、神奈川県川崎市出身。高校・大学時代からサッカー選手として実力を発揮し、日立製作所を経て柏レイソルでプロ選手としてのキャリアをスタートさせる。その後はジュビロ磐田やブランメル仙台、さらにはアメリカのジャクソンビル・サイクロンズでも活躍。現役引退後はスペインのヨハン・クライフ大学でスポーツマネジメントを学び、帰国後はセレッソ大阪でチーム総括ディレクターを務める。湘南ベルマーレでは強化部長、ゼネラルマネージャー、代表取締役とクラブの中核を担う立場で手腕を発揮する。
2015年、東日本大震災からの復興と地域の未来を見据えて、いわき市に「株式会社いわきスポーツクラブ」を設立。代表取締役としていわきFCの運営を中心に、スポーツを通じた地域社会の活性化に注力している。
講演内容
[私の経歴]
いわきFCの大倉と申します。今回このお話をいただいた時に、皆様が 家庭、学校、地域に関わっていらっしゃるということをお聞きし、日頃の活動に敬意を表します。僕は娘が一人いるのですけれども 、小さい時には学校活動に参加したことがなくて、 週末はいつもサッカーの試合でした。今日は、皆様からの気づきをもらって帰りたいと思っています。
自分のキャリアを話しさせていただきたいと思います 。新会長と同級生になりますが、1969年生まれで56歳になったばかりです。いわきに来て10年になります。親が外資系の企業に働いていて転勤族で、川崎で生まれているのですが、アメリカに行ったりとか、大分県の別府で卒業したりとかでした。ただ、ずっとサッカーをやっていたので、サッカーを中心にいろいろな友達ができました。当時は、日本がワールドカップに行くとか、プロリーグができるとか思っていなかった。高校進学してから、少しずつのめり込むようになりました。92年に僕は早稲田を卒業しましたが、翌93年からJリーグができました。僕は、サッカーで名門だった日立製作所に社員選手として入りました。国際調達部に配属させてもらいましたが、なぜか社員で入っているのに、プロサッカー選手契約書にサインしました。初任給が20万円、240万年俸という契約書でした。当時はおかしいなと思っていましたが、まあ今になっています。すごいルールなき混沌とした時代でした。今は、高卒とか大卒の選手がプロリーグに入るとき、MAX460万しか払えないです。そして、支度金360万しか払えない。野球で大体1200万なのですが、サッカーではそんなようですね。当時はこのルールがなかったので、大学の3年後半ぐらいから口座に栄養費として5万ぐらい入っているような時代でした。このまま行くと、多分プロスポーツ経営が成り立たなくなると、プロサッカー選手でありながらすごく思っていていました。総務部長さんと契約するのですが、どうしてもこの対等の立場にならないのですね。こんな混沌の時代を生きていたので、引退した後に指導者ではなくて、経営者になりたい。だから、スポーツビジネスをちゃんと学びたいと思って、最後に実はアメリカでプレーするというモチベーションでした。今の日本には結構スポーツビジネス学科がありますが、当時はなかったので、1年勉強しながらアメリカに行こうと思ったのですけど、ちょうどたまたまスペインのヨハン・クライフ大学を知り、サッカーならスペインだということで、引退をしてスペインに飛び込みました。まあ、何となくそんなキャリアを歩んできて、今に至るのですけれども、セレッソで結構挫折して、ベルマーレで再建をして、震災が起きて、そしてこのクラブを立ち上げというところに行くわけですね。そのようなモチベーションで、今に至っているという個人的な背景をお伝えしました。
[株式会社いわきスポーツクラブの設立]
今日は、私の活動をお話しすることにより、皆さんのヒントになるものがあれば良いなと思って います。主に僕らがやっているビジョナルな話、パッとやっていること、そして最後は、ちょっとスタジアムな話をどういう考え方で進めているかの三つをお話ししたいと思っていますので、よろしくお願いします。
このクラブができたきっかけは、東日本大震災です。なぜかというと、僕が湘南ベルマーレのゼネラルマネージャーをやっていた2011年に、Jリーグも1か月半から2か月ぐらい止まりました。外国人の選手が、湘南の選手ですら、原発の影響でみんな戻っていきました。でも、何もなすすべがなくて、当然、支援としてはすぐにもできないし、全てが止まるので、スポーツ、文化、芸術って、本当に無力で、何の意味もないっていうところを本当に痛感しましてですね。ずっとサッカーでスポーツに関わって、なんてやってきた人間が社会につながるものがこんなものなのだと、本当に無力を感じました。そのときにまあ1か月半止まって、またJリーグを再開するが、やっぱり勇気を与えるために、スポーツに自分で必要になればいつかっていくわけですよ。で、あの時の様子を見て、ああ、やっぱりこうスポーツの力ってあるかなっていうのを本当に痛感しました。ベルマーレに11年いましたけれども、昇格だとか降格だとか、J1行きましたけれども、毎年その動きをずっとやるわけですよね。でも、そういうのもちょっと違うかな、勝つことが当たり前なのだけど、そんなことに一喜一憂する自分も変だなとか。自分でもこんな仕事をやっていて何があるのかな。色々なことが震災を契機に、この無力感から、他所といろんな人たちと出会いがありまして、ベルマーレを辞めて、このクラブを立ち上げることに踏み込みました。
いわきには、当然縁もなかったし、10年前までは一回も来たことなかったです。クラブを作るのに、3年ぐらいかかっています。当時作ったその思いとかビジョナルということを今ただただ実行しているというだけだということなのですね。今はいわき市と双葉郡をホームタウンとさせていただいて活動しているという。当然、生まれ育っていないので、郷土愛はないですよ。ただ、シビックガイドなるもの、何か地域に関わりたいなというものは、誰よりもあるなという自負はあるし、いわき生活をすごく楽しませていただいているというようなことです。
[クラブの成長と実績]
このクラブは、2016年に福島県の2部からスタートします。集客ですが、今年は、4,500人くらいです。先日の仙台戦は完売しました。最初は、誰も応援してくれなかった。選手がいなかったような初年度から10年たって、人がサッカーの試合を見に来ていただいている状況になっています。県内では、福島ユナイテッドさんが福島市にあって、サッカーチームは2つあります。あと、ファイヤーボンズがあって、野球があって、Vリーグと5つの団体がありますが、我々が一番集客をできるスポーツ団体になっているかなという今の状況です。ソーシャルメディアの登録者数を徹底的に追いかけています。J1では年に150万人ぐらい来ていますが、僕らは今12万人ぐらいに来ています。ユナイテッドさんの4倍ぐらいのフォロワーがいるというような状況になっています。最近よく言うのは、プロスポーツチームがこの地域にあるので、いわゆるプラットフォームになりつつある、人がようやく集まるようになってきた。我々を使って一緒に何かやりましょうという営業が少しずつできるようなステージになってきた。
[クラブの育成方針とビジョン]
僕らは、スポーツで社会価値を創造するということを、一番上のビジョンにおいています。人づくり、町づくりであり、新しい価値を作っていく。サッカーは、これをやるための手段でしかないと明確に置いています。サッカーで勝つこと、プロ興業なので勝つということは当たり前なのですけれども、当たり前の故にそれが目的じゃないということを、もう徹底的にこの10年言い続けてきました。いまだに周りからはJ1に昇格しそうだとかJ2から降格しそうだとか勝負について言われますが、僕はあえて言わない。人づくり、町づくりに貢献するのだとずっと言っています。
具体的な事例を紹介します。地域に向き合っていると、ブランドは作れます。人づくりでは、健康とか教育とかインクルーシブについて活動をしています。町づくりでは、環境、風評被害対策、コミュニケーション、シティプロモーションなど七つの活動をしています。昨年ですと、53回ぐらい色々なところに出向いています。Jリーグ全体では、年間で3万件ぐらい色々な地域活動をしています。僕たちも、地域参加という意味で祭りに参加したり、小学校を訪問したりしています。
健康増進については、市民の皆さん、特に子供たちに還元できるように、いわき市と連携したいわきスポーツアスレチックアカデミーがあります。僕らは、中学生の男女、高校生のサッカーチームをかかえていますが、選抜される子たちが百人ぐらいです。小学校のチームは、あえて持っていないのです。小学生については、肥満度が多いとか、スポーツテストの成績が悪い、震災前よりも外遊びが減ったという子どもたちの課題があるというのは当時分かっていたので、このスポーツ教室を企画して、アクティブキッズを作るのだという活動を、10年来ずっと続けています。色々なスポーツをやって、スポーツをする楽しみを体験するような活動をずっと続けています。
子どもたちが、何かのきっかけでサッカーを始めて、サッカーの少年団に入っても試合に出られるか出られないようなことがある。指導者が叱責することで、子どもたちが泣くということが見られる。プロサッカー選手になりたいと言っても、小学校6年生で評価され、中学校3年生で評価され、高校3年生で評価される。神様でもない人が評価することで、子どもたちがサッカーをどんどん辞めていく現状に、おかしいと前から思っていた。Jリーグのチームは、ほとんどこの形です。一人だけJリーガーを取るために他の全員が犠牲になる、しかも会費を取っている状態がいいのかなと思っています。そのことが、この活動を立ち上げた背景です。
ドイツでは小学校4年生や5年生で選抜された子が、19歳で選抜される確率が7%しかないというデータがあります。プレミアムリーグではアカデミーに1万2500人の子供たちが在籍しているが、プロになるのは0.5%。日本では、中体連のチャンピオンは絶対に大成しないと言われている。僕らが、他のJクラブとは違うことを少しやっている背景には、福島県に課題があったということです。
今の気候変動で気温が上がってきているので、Jリーグもヨーロッパにあわせてシーズン移行されます。(環境問題については、今後いわき市と連携しながら取り組んでいきたい。)
風評被害対策については、常磐ものを選手たちが食べることで、少しでも一助になればと福島県とエビデンスをもとにいろいろな取り組みをしています。選手たちは、血液検査を2か月に一度やっています。体の中を全部調べて、足りないものを食べさせることをやっています。なぜ魚が必要なのかということも含めて、栄養士により管理しています。
次に、インクルーシブ活動について説明します。選手が認知症サポーターになっていて、それをチームのサポーターに広めた点でJリーグから表彰を受けました。今の地域課題とか、社会課題について、選手たちやプロスポーツクラブを使ってみんなを巻き込んでいくような活動を行っています。シティプロモーションについては、アウェーのユニフォームがフラ柄でいわき市のPRをしている。ロート製薬と一緒に香りの研究をして、それを商品化してシティプロモーションにつなげている。香りがパフォーマンスにどう影響するかということを、ロート製薬に提供してお金をいただいている。
最後に、ようやく去年やりましたけれども、みらいへのつばさプロジェクトについてです。移籍金、つまり選手が売れたお金ですが、去年は1億円以上あります。その一部を地域の子ども食堂に寄付する活動です。福島県のこども未来部と提携して、福島県の子ども食堂に分配しています。
地域で育てた選手たち、みんなで応援してくれて育った選手たちで入ってきた金は、地域に還元していくという、まさにスポーツの産業化という言葉に尽きます。
あの動画の中で、勝つことではブランドは作れない、地域に向き合ってこそブランドは作れるという言葉がでてきました。勝つためには、その確率を上げる仕組みを作ることがポイントです。
優秀な選手を集めて、体づくりをして成長することで、勝ち点につながっていくということを信じている。いわきFCは、今年平均年齢23歳と、Jリーグ60クラブの中で一番若いです。会社ができてからずっと、ブランドは人の姿勢だということを常々言っています。うちの選手は、茶髪禁止です。契約交渉をするときは、大体茶髪で来ます。僕も同席しますので、最後にうち茶髪禁止だよといいます。すると、それからは黒くしてきます。最後の覚悟を表せという意味でやっている。
評価されるのは、一生懸命頑張っている選手です。このクラブに来る意味とか、このクラブができた背景とか、なんで君たちはサッカーをするのかを徹底的に話してから、来てもらっています。
毎年、シーズン始まるときの1月10日前後ですが、皆で被災地に行きます。被災地の状況をきちんと理解してプレーするのだということを、徹底しています。個人的には、福島民友からふるさと創生賞をもらいました。10年間やってきて良かったなと思いました。
[新スタジアム計画]
いわきFCは、新しいスタジアムを作らないといけないというに壁にぶつかっているところです。2年前から分科会を立ち上げて、20人ぐらいの人たちと話をしてきました。子どもたちの意見を聞きながら、人づくり、まちづくりの延長線上で、このスタジアムがあったらどうなるのだろうということで話し合ってきました。この間、小名浜にスタジアムを作りたいと発表しました。福島県の海の窓口で、スタジアムだけではなく面でとらえるというコンセプトでこの場所を選ばせていただいています。サッカースタジアムは、なかなか稼いでいくことが難しいといわれています。ビルディング棟には、どのようなものを入れていくかということが、これから議論になっていく。スタジアムの主語とは何なのだろう、一体それで何を実現したいのかっていうことを徹底的に自問自答しています。やはり、主語は地域だと思っています。20日間のサッカー開催日は、いくらでも人は来るし、経済効果があるのは間違いないのですけど、それ以外の345日はどうするか。小名浜はなかなか行きづらい場所、電車では行けないので、構想を少し変えないといけない。スタジアムづくりというのはプロセスだし、プロセスを話しているところで色々な課題が出てくるので、これとよく向き合うことこそがまちづくりだとやっています。スタジアムを作るということは簡単ではないでしょうし、やはり、官民の連携が必要です。これがあると、将来の暮らしについて合理性があるなら、もしかすると行政が金を出す意味があるかもしれないということを、今話している状況です。スポーツの力を信じるか、信じないかに尽きると思っています。
最近、『孤独の科学』という本を読んだのですが、人間は孤独ですよね。誰かとつながりたい、社会とつながりたい、人とつながりたい。これがないと心の健康を害する。それに、スポーツは、どう寄与するのだろうと、色々な所で、お話ししています。結局、スポーツをするか、見るか、支えるかの三つしかない。スポーツをするというのは、直接的に健康につながります。見ることは、感動につながる。支えることは、共感とか絆とか勇気につながる。日経新聞に出ていましたが、スポーツには、助け合うとか平等とかという部分があるが、今スポーツ格差、経済的な格差と言われる中で、改善していくことはすごく大事だなと思っています。プロスポーツクラブが地域にある、身近にあるとはどういうことだろう。Jクラブは全国に60ある。Bリーグは38クラブ、バレーボールVリーグ男女あわせて53クラブですね。このようなクラブがあるのは、自治体全体の9%です。福島県では、福島市とか郡山市にあります。アイコンとなるプロスポーツクラブを、スポーツの力でどのようにリンクさせていくかに尽きると思います。市場的な価値としては、観光とか、チケット収入とか、交流人口とか、ネタとかがあります。今、いわきでは、色々な店に行くと、「いわきFCが心配だ。」とか話している。そういうネタがあるというのが、市民プライドにつながるかもしれないです。このような価値を定義していかないと、最終的にスタジアムを作る、いわきFCを応援することに行きつかないと思います。子どもたちの成長は、スポーツの世界とつなげやすいので、このような妄想を大人たちができるといいなと思っています。自分のポジショントークをしているのかなと、いつも思いながらもお話をさせていただいています。
最後に、この冊子の一番後ろ側に丸い円があります。これは、岡山大学の高崎先生がスポーツの産業領域と呼びました。つまり、真ん中のスポーツから、実は色々な意味で社会課題とつながるのだと。例えば、アウェーのサポーターが、常磐線に乗って来ても、小名浜だと車がないと行けないと、観光の機会喪失になる。町中のモビリティを変えなければならない、構造改善をしなければいけない。もしかすると、地方創生、地域活性化につながるかもしれない。本日、このような会話をさせていただきました。本当にありがとうございました。
[参加者との質疑応答]
Q:いわき湯本高校の坂下直子氏。毎試合ハワスタで応援させてもらっています。ちょっと気になったのが、私も子育てしていて、
子どもが成長するためには自信をつけることが一番だと最近よく思っています。大倉さんの立場から、子どもたちをたくさん育
てていると思いますが、どうやって自信をつけさせるのか、何か考えがございますか。
A:僕は指導者ではないので、毎日選手にすることはないのですけども、選手の表情や色々な情報を聞く中で、指導者と会話をして
います。例えば、教え過ぎないようにと言っています。選手に自信をつけさせる特効薬はない。選手は千差万別で、強いこと言
って聞く子もいれば、そうではない子もたくさんいるので、やっぱりその子がどういうものかという観察から始まって、誰がど
うどういう言葉をかけているのかというところを、迷いながらやってくる。
Q:磐城桜が丘高校の鈴木義直氏。いわき市内では、子供会がなくなるなど、地域活動が停滞気味になっている。いわきFCとし
て、いわきの町づくりをどのようにしていきたいのかをお伺いしたい。
A:僕たちが町づくりを主導的にやるとは思っていません。地域には都市計画や課題がある中で、僕らがスポーツ団体としてできる
課題にはきちんと向き合うスタンスです。スポーツの力ではないですが、人が生きるのに大事なベースの部分だよねと少しずつ
言いながら、自分たちのプレゼンスを上げているような感覚です。究極、スポーツがなくても生きていける、スポーツ団体はい
らないです。ただし、人が集まると発信力が生まれるので、何をやっても新聞の一面で書いてくれます。何か伝えたいことと一
緒になってやることで、伝わっているのです。まだ、我々を斜めに見ていらっしゃる方が多いかなと思っています。もっと我々
を使ってもらいたいと思っています。
Q:いわき光洋高校の門馬啓哲氏。大倉さんの経験から、実力のある年長者でチームが持っていて、下の人間がなかなか育たないと
か、その年長者が下を育てようとしない場合とか、チームをまとめるためにどのようにすれば良いかご教授いただきたい。
A:そのような場合、選手をクビにしてきました。サッカー選手はサッカーチームとの契約なので、もしベテランで悪い影響を与え
るようなことがあれば、クビというのは簡単です。ただ、普通の社員とか組織の中ではなかなかできないと思いますけれども、
まあ、それは年齢が上とか下とかではなくて、グループの長になるとそのようなことは起こります。僕は、リーダーになる人た
ちを徹底的に牛耳っています。リーダーたちには、厳しい話もします。その下の人たちにはあまり口出ししません。会社の理念
とか、進むべき方向に向いていないという話は常々していかなければならない。僕は今56歳で、顧問には年上の人がいます
が、リーダーのほとんどが30代です。その下に20代の人たちがいます。20代の人たちとは感覚が全然違うので、僕は弊害とか
老害とかならないように権限を委譲しながらやっています。僕はお客様からのクレームなど、どちらかと言うと悪いものだけを
上げてもらっています。興業が20試合ありますが、相談は受けますが、一切口出しはしません。
Q:磐城桜が丘高校の佐川圭介氏。私は子どもが2人いて、2人ともサッカーを小学生からやっていました。長男は大学生になってい
ますが、高校の選択が正しかったのかどうか今でもわからないです。長男は中学生の時にクラブチームに所属していました。仲
間たちは私立の強豪高校に進学していきました。私は、地元の県立高校に進学しなさいと判断しましたが、大倉社長の考えを
お聞かせ願いたい。
A:ご本人は進路についてわからない、奥様は私立の強豪に行かせたかったのですね。中学3年生の時点では、今後どう変わるかわ
からない。僕だったら、私立の強豪校へ行けというと思います。そこでいろいろを経験して脱落するかもしれないけど、迷うのな
らトライしろと。僕の感覚では、小学校6年生やの中学校3年生の時点ではどこでどう変わるかわからない。大学3年生か4年生だ
ったら、きちんと就職しなさいと言うかもしれません。僕の娘はヨーロッパでバレーのプロダンサーをやっています。大学を1年
生で中退して行ったのですが、遅咲きでもどうなるかわからないので初めは反対していました。ただ、22歳ということもあり、
間違った判断をしたとは思っていません。
1 福島県高等学校PTA連合会会長あいさつ
2 令和7年度福島県高等学校PTA連合会総会
3 第74回東北地区高等学校PTA連合会仙台大会
4 第74回全国高等学校PTA連合会三重大会
5 令和7年度福島県高等学校PTA連合会顕彰受賞者一覧
6 県教育庁への要望活動
7 各委員会報告
8 地区PTA活動
9 栄光をたたえて
10 特集-第75回福島県高等学校PTA連合会いわき大会講演集録-